主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その8:短所や悩みを消すためにすること

他者が消えれば悩みも消える

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>はじめに —>その1 —>その2
>その3 —>その4 —>その5
>その6 —>その7

前回までの記事で、アドラー心理学が提唱する「目的論」がどういう思考か分かりました。ライフスタイルを変える勇気を持てば、自分の性格も世界観も変えることができます。
青年は新たな疑問を持って、ふたたび哲人のもとへやってきます。

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短所しか見つからない理由

青年は1週間、アドラーの提唱する目的論に自分自身を乗っけてじっくり考えました。
それでもやっぱり哲人の持論には同意できないと言います。

今までずっと自分のことが嫌いだった。好きになれるように変わろうとしても、自分の短所しか見当たらず、どうしても好きになる理由が思いつかない。これを目的論にあてはめて解釈ができない。
一体何の目的があって、何を”善”だと思って私は自分が嫌いだと思っているのか?事実私には長所がない。

人には自分にしかわからない短所ってあるもんですよね。他人は大して気にしないことでも、自分では嫌で仕方ないことって結構ありますよね。私もいっぱいあります・・・

哲人は相変わらず穏やかに話しかけます。

短所ばかりが目についてしまうのは、あなたが「自分を好きにならないでおこう」と、決心しているからです。
自分を好きにならないという目的を達成するために、長所を見ないで短所だけに注目している。
中略
自分を好きにならないことが、あなたにとっての「善」なのです。

自分を嫌いでいよう!なんて思う人いるんでしょうか?何のために?

青年は自分のことが嫌いです。ネガティブで卑屈で悲観的な思考の自分が大嫌いです。自信がなくて人の目が気になって、性格も外見もすべて気に入りません。自分を変えたいけど変えることができなくて悩んでいます。
哲人は青年の「目的」について、こんなふうに解釈しました。

あなたは他者から否定されることを怖れている。誰かから小馬鹿にされ、拒絶され、心に深い傷を負うことを怖れている。そんな事態に巻き込まれるくらいなら、最初から誰とも関わりを持たないほうがましだと思っている。つまり、あなたの「目的」は、「他者との関係のなかで傷つかないこと」なのです。
中略
どうやってその目的をかなえるのか?答えは簡単です。自分の短所を見つけ、自分のことを嫌いになり、対人関係に踏み出さない人間になってしまえばいい。

青年は対人関係で傷つくのを過剰に怖れていたんですね。「私はネガティブで卑屈な人間だから、人付き合いも人生も何もかも上手くいかない」と思っていたのは、傷つく自分を怖れて”良好な対人関係が築けない性格”を作り上げていたということです。
”良好な対人関係を築けない性格”でいることが青年にとっての”善”だったのです。

青年はぐうの音も出せず、しまいには

あなたは悪魔のような御方だ!そうです、たしかにそうですよ!わたしは怖い。対人関係のなかで傷つきたくない。自分という存在を拒絶されるのが、怖ろしくてならないんです!認めようじゃありませんか、まったくそのとおりですよ!

きっと青年は辛かったと思います。傷つきたくなくて怖くて”嫌な自分”を作り上げて、その醜い自分を受け入れようとしていた今までも。そして、見事に本心を暴かれた今も。

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哲人は優しく言いました。

認めることは立派な態度です。でも、忘れないでください。対人関係のなかで傷つかないなど、基本的にありえません。
中略
アドラーはいいます。「悩みを消し去るには、宇宙のなかにただひとりで生きるしかない」のだと。しかし、そんなことはできないのです。

「悩みを消し去るには、宇宙のなかにただひとりで生きるしかない」
ひとりで宇宙にいれば孤独に襲われてしまう気がしますが、「孤独」とは周りに人がいることを前提としています。学校・地域・社会のように、たくさんの人の中で自分だけ疎外感を感じるから「孤独」だと思うのです。孤独を感じるにも他者が必要だということですね。
生まれた時から自分ひとりだけで宇宙に浮いている状態(周りに何もない状態)でなければ、悩みは無くならないと哲人は諭します。同時にそんなことは不可能だと言っているのですね。

ユーミ
この青年、ネガティブで卑屈な性格ですが、意外と律儀で追究心旺盛で素直な人だなぁと思うのは私だけでしょうか?

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「嫌われる勇気」その8:短所や悩みを消すためにすること by ユーミ

【嫌われる勇気】

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