主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その6:性格・人生・価値観を変える方法

ライフスタイルを選択する

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>はじめに —>その1 —>その2
>その3 —>その4 —>その5

前回の記事で、人は”自分にとっての善”を選択していくのだと分かりました。生まれながらにして「不幸」だと思っていたり、過去の出来事を「トラウマ」として今も引きずっている場合でも、自分が”善”だと思って「不幸」を選択してきたのだということになります。
今回の記事には”世界観”という言葉が出てきます。アドラー心理学でいう”世界観”が理解できると、それこそ「自分の世界観が変わります」よ。

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ライフスタイルとは

アドラー心理学では、性格や気質、思考や行動の傾向のことを「ライフスタイル」という言葉で表すのだそうです。

その人が「世界」をどう見ているか。また「自分」のことをどう見ているか。これらの「意味づけのあり方」を集約させた概念が、ライフスタイルなのだと考えてください。狭義的には性格とすることもできますし、もっと広く、その人の世界観や人生観まで含んだ言葉になります。

ここで「人生のあり方」=「世界観」=「ライフスタイル」という、ちょっと難しい捉え方が出てきました。
私たちは常に何かに対して「これは自分にとって良いか悪いか」を判断して取捨選択しています。生まれてから現在までの間にたくさんの分岐点がありましたよね。そのたびに自分にとっての”善”を選択してここまで来たわけです。

人によって取捨選択する条件は違います。同じモノを見ても、同じ経験をしていても、感じ方や捉え方が違うからです。そうやって私たちは自分だけのライフスタイル(世界観・価値観・人生観)を作って来たのですね。
似てるなーと感じても、完全に同じライフスタイルの人は存在しません。いわばそれが個性ですよね。私たちは独自のライフスタイルを持っているわけです。

青年が頑なに拒否する「人は変われる」という哲人の言葉を、ライフスタイルとして考えてみるとどうなるでしょうか。

性格という言葉には、変えられないものだというニュアンスがあるかもしれません。しかし、世界観であれば変容させていくことも可能でしょう。
中略
気質や性格は自分の意志とは無関係に備わるものと考えているはずです。しかしアドラー心理学では、ライフスタイルは自ら選びとるものだと考えます。

その2」の冒頭で書いた青年のネガティブで卑屈な性格を、ネガティブで卑屈な世界観(ライフスタイル)を持っていると考えてみます。青年は過去の取捨選択によってライフスタイルが形成されたのですから、やっぱり自分で「ネガティブで卑屈な」ライフスタイルを選んできたことになるのです。

青年は「そんなもの選んできた覚えはありません!」とまだ認めません。それに対して哲人はこう説明します。

「今の自分」になるために「ネガティブで卑屈な」選択を意識的に選んだのではない。最初の選択は無意識かもしれない。しかもその選択は青年がいう外的要因(人種・国籍・文化)または家庭環境というものが大きく影響するかもしれない。無意識での選択だったのはアドラー心理学では10歳前後まで。それ以降にも「今の自分」を選んだのは青年本人である。

ここで青年は「100歩譲って(本書では200歩譲って)仮に私がこの性格を選択してきたとします。それが何です?すでにこんなふうになってしまった自分の成り立ちを知ったところで何も変わらないじゃないか!」と反論します。

そんなことはありません。もしもライフスタイルが先天的に与えられたものではなく、自分で選んだものであるのなら、再び選びなおすことも可能なはずです。

そうなんですよ。ここなんです。
人は生まれてくる条件(人種・国・環境・親・兄弟・容姿など)を選ぶことはできません。ここが違うとスタート時点での”差”は出るかもしれません。だけど問題はその”差”を知ったときに、次どうするか・・・なんですね。

これまでのライフスタイルを選び続けることも、新しいライフスタイルを選びなおすことも、すべてはあなたの一存にかかっています。

ライフスタイルの変え方

哲人曰く、青年が口では「変わりたい」「別人に生まれ変わりたい」と言っていても変われないのは、自分のライフスタイルを変えないでおこうと、固い決心をしているからだと指摘します。

はい、また青年は噛みつきます。「変わりたいという気持ちは本心なのに、どうして変わらないという決心をするのです?」

哲人は人間の弱さをこんなふうに説明していました。

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今までと違うライフスタイルを選ぶということは、未来に起こりうる様々な出来事に対して今までとは違う対処をする必要があり、先の見通しが悪くなるため不安が先に立つ。だからこそ、長年慣れ親しんだ今の自分のライフスタイルは、多少不便でも使い勝手が良くそのまま変えずにいる方が楽だと思っている。人は自分にとっての”善”を選択するので自然とそうなる。

変わりたくても、変わるのが怖いという気持ちが働くのですね。

車で遠出をする時を想像してみてください。
あなたが運転手です。今から500km離れた場所に、1人車で行かなければなりません。目の前には「長年乗ってきたオンボロ愛車」と「乗ったことのない最新型電気自動車」があります。どっちを選びます?
燃費も乗り心地も良さそうな最新の電気自動車に乗ってみたいけど500kmも運転する自信ないわぁ。乗ったことないから運転操作も迷うわぁ。そんな車で高速道路を走るのは怖いわぁ・・・って思いませんか?オンボロでもやっぱり愛車が一番!って思う人、多いと思います。

ライフスタイルを変えようとすると「不安」が生まれ、変えないでそのままでいると「不満」がつきまとう。多くの人は「不安な自分」よりも「不満な自分」の方が勝って知らず知らずに”現状維持”を選択しているのですね。

アドラー心理学は、勇気の心理学です。あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ”勇気”が足りない。いうなれば「幸せになる勇気」が足りていないのです。

ユーミ
コンフォートゾーンやホメオスタシスの性質をご存知の方なら理解できる内容ですね。苫米地先生の「立ち読みしなさい!」で詳しく書かれています。

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「嫌われる勇気」その6:性格・人生・価値観を変える方法 by ユーミ

【嫌われる勇気】

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