主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その32:人生に迷ったときの指針になる導きの星とは

アドラーの思い

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>「嫌われる勇気」レポート一覧

前回の記事で、人生を「点」でとらえることを知りました。いつどこで切れてもやり残し感のない人生を送るということは、いまこの瞬間を一生懸命に生きるということでした。
いよいよ青年と哲人の長く熱い対話も終わりを迎えます。

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嫌われる勇気の最終章

前回の記事で、アドラー心理学における人生とは「連続する刹那」だと知りました。
そのときその一瞬の”いま”を真剣に丁寧に生きることが大切なんだと哲人はいいます。

人は物事を因果律に基づく見方でとらえがちです。
因果律=一切のものは何らかの原因から生じた結果であり、原因がなくては何ものも生じないという法則
人はフロイト的な原因論で考える方が得意なのです。

「〇〇だから(原因)△△(結果)なのだ」
こうやって考える方が説明しやすく納得しやすいからです。
そして、結果が上手くいかなくても「〇〇だから(原因)△△(結果)なのだ」と自分でなぐさめることができるからなんです。

アドラーは真逆の発想です。

「いま、この瞬間」だけに集中することが大切だといいます。
過去に何かがあったからとか、将来こうなりたいからとか、「いま」以外の場所まで視野に入れることは、「いま、この瞬間」だけを考える集中力が削がれてしまうというのです。

過去に何があっても関係ないし、未来がどうなるかなんて考える必要もない。大切なのは「いま、この瞬間」に自分がやりたいことを真剣に丁寧にやるだけ
「いま、この瞬間」に感じること思うこと、他者の気持ちではなく自分の気持ちに素直になること。
これがアドラーのいう人生なんです。

哲人がいうダンスをするように”いま”を生きていると、その先どこにたどり着くかは誰にもわかりません。
目標は定めようと思っても定まらないのが人生なのです。

大切なのは目標にたどり着くことではなくて、ダンスしながらあちこち移動するのを楽しむことなんですね。

 

人生最大の嘘

「いま、この瞬間」を真剣に丁寧に生きることで、ふと気づくと自分の人生そのものになっているのです。

  • 夫の理解がないから
  • 子どもが小さいから
  • 主婦業が苦手だから
  • 大したスキルがないから
  • あの人が嫌いだから
  • この人に好かれたいから
  • 過去に失敗したから
  • 経済的に無理だから
  • 面倒だから

いろんな理由を持ち出して、いつ終わるかわからない自分の人生をごまかして生きていることが「人生最大の嘘」なんです。

人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。

夫や子ども、親や兄弟や親戚、友達にご近所さん、会社の上司も同僚もみんな他者です。
他者の課題に首を突っ込んで、自分の人生を何かのオマケのように考えていませんか?
自分の「いま」から目を背けて、過去に縛られ、未来の予測に翻弄され、かけがえのない刹那をただやり過ごしていませんか?

よけいな思考はゼロにして、もっともっとシンプルに考えてみましょう。

あなたのやりたいことを素直に受け止めて、真剣に丁寧にやるだけです。
気づいた時には充実した人生を送っているでしょう。

 

導きの星

青年は「いま、この瞬間」を過去のトラウマや他者のせいにして、ちゃんと向き合い生きていなかったことに気づきます。それが人生を複雑なものに見せていたのだと知ります。
「いま」には過去も未来も他者も関係ない。自分しかいない。
怖ろしいほどネガティブで卑屈な性格だった青年が、「ぼくにも刹那を真剣に生きることができるでしょうか」と前向きな言葉を発します。

哲人は「できるかできないか、決心するのはあなたです」といいます。

まだ原因論が根強く残る青年には「刹那を真剣に生きるための理由」をさがそうとします。
自分に自信がなくて、自分の人生に迷っているのです。

そんな青年に哲人はいいました。

あなたはご自身の人生に迷っておられる。なぜ迷っているか。それはあなたが「自由」を選ぼうとしているからです。すなわち、他者から嫌われることを怖れず、他者の人生を生きない、自分だけの道を。

人は「自由」を欲する反面、「自由」を嫌うものです。
自由とは何も縛られることなく枠を外された状態で好きに選択できるけれど、それ相応の責任も自分が背負うことになるからです。だから迷ってしまうのですね。
はじめからある程度の選択肢が用意されている方が人は選びやすいのです。

 

アドラー心理学では「自由」な人生に迷ったときのために、導きの星を掲げています。
旅人が北極星を頼りにするように、人生にも何か指針になる目印が必要なのです。

それが他者貢献です。

あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。

 

そして、とうとう青年は「わたしは先生を信じます」と言い切ります。

 

ユーミ
長きにわたる「嫌われる勇気」の記事をお読みくださってありがとうございます。どなたかの肩の荷を下ろすお手伝いができれば幸いです。

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「嫌われる勇気」その32:人生に迷ったときの指針になる導きの星とは by ユーミ

【嫌われる勇気】

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