主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その27:子どもにこそ伝えたい心理学

円環構造

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>「嫌われる勇気」レポート一覧

前回までの記事で、自己受容すること、他者を信頼すること、そして他者に貢献することを学びました。自己受容できていれば自然と他者信頼もできて結果として貢献することもできちゃうこれらは、3つがお互いに欠かすことができない円環構造になっています。ここが理解できちゃうとこれからの哲人の言葉がスーって頭に入ってきます。

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人生の目標とは

過去の記事「嫌われる勇気」その14に出てきましたが、アドラー心理学には人生で掲げる目標がありました。

【行動面の目標】
1、自立すること
2、社会と調和して暮らせること

【この行動を支える心理面の目標】
1、わたしには能力がある、という意識
2、人々はわたしの仲間である、という意識

このアドラー心理学の目標を達成するために、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つが欠かすことができないスキルだということです。
「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」を自分のモノにできたとき、世の中はシンプルに見え、すべての悩みから解放された「幸せ」を手に入れることになるわけです。
特別な人だけが幸せな人生を約束されているわけじゃなかったんです。その気になれば「誰もがみんな幸せになれる」んですね。

アドラーが提唱する「人生の目標」=「共同体感覚」だったんですね。

青年は、アドラー心理学の目標を思い出して「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」と重ね合わせたとき、素直にアドラーが言いたかったことが理解できた気がしました。
だけどちゃんと理解して自分のモノにするには時間がかかりそうだ、と言いました。

アドラー自身も「理解することは容易ではない」と述べていたそうです。

「人間を理解するのは容易ではない。個人心理学は、おそらくすべての心理学のなかで、学び実践することが、もっとも困難である」

アドラー心理学を本当に理解して、生き方まで変わるようになるまでには「それまで生きてきた年数の半分が必要」なんだそうです。

私は今年で44歳なので今から22年かかる計算です。そんなに時間かかるのかぁ・・・

あ、でもちょっと待って。
仮にウチの息子(今年18歳)がアドラー心理学を学んだら9年で自分のモノにできちゃうってこと?!私より先にアドラー心理学をマスターしちゃうのっ!!

そうなんです。哲人もいいます。

それだけ人生の早い時期に学び、早く変われる可能性があるわけです。

こんな算出方法は適当なんじゃないの?って思った方もいるかもしれませんね。
まぁでも、ちょっと考えれば納得できるかもしれません。

だって、アドラー心理学を学びたいって思う人は、人生の何かに迷ったり悩んだりしている人が多いわけです。「いまが一番最高!」って思っている人が、あえて「自分を変えたい」とは思わないでしょうから。
「自分を変えたい」と切に願う人は、今まで葛藤しながら生きてきた時間が長ければ長いほど、過去のトラウマや対人関係のしがらみに縛り付けられてきた時間も長くなります。また、自分自身との対峙(人生のタスク)などを適当にごまかしてスルーしてきた数も多くなります。それらを整理して自分で本当に清算するには相当な時間がかかると思います。

 

「嫌われる勇気」を読んだからって、明日から目に見えて別人になることはできません。
だけど「変わろう」と思うことは今この瞬間にもできます。

「変わろう」と思うか、「このままでいい」と思うかは自分自身の課題です。変わりたいと思って「行動をおこす」か、理由をつけて「行動をおこさない」のも、自分自身の課題なのです。他者の意見や気持ちは関係ないのです。

 

子どもたちにこそ知ってほしい

ここは私の主観で書いています。

アドラー心理学は、自分の存在価値を感じることが基本の教えです。
いまの子どもたちの教育現場では、親や先生が一生懸命お尻を叩いて無理やり子どもに頑張らせている傾向があります。
成績を数字で表して評価する通知表、身体能力をグラフ化して評価するスポーツテスト。自分の学力はクラス・学年・県内・全国のどれくらいの位置にいるかを示す偏差値など。

子どもたちは毎日息つくひまもなく、目の前の人参を追いかける馬のごとく走らされています。どこに向かうかは知らないままに。

日本の教育は、個性豊かで純真無垢な子どもたちを「頑張れ!」という呪文で「大人が決めた枠」にはめこんでいるように感じます。子どもが本当にやりたいことを「自分だけの意志でやり通す」ことが困難な世の中だと感じるのです。

  • 勉強する理由
  • 体を鍛える理由
  • 大学へ行く理由
  • 社会で働く理由
  • 家庭をもつことの理由
  • 人生を楽しむことの理由
  • 可能性は無限大だということの理由
  • ただそこに存在するだけで価値があることの理由

人が生きていく上で本当に知りたい大切なことを、親も先生も地域も国も、誰も教えてはいないような気がします。

子どもたちに、大人の都合がいい「サングラス」をかけさせて、みんな揃って同じ方向を向かせて、よそ見する子には罰を与えて。私はこれを正しい教育だとは思いません。

人はそれぞれ個性や感性が違います。違っているけど誰も間違っているわけじゃない。それは子どもも同じことです。

それなのに「他の子よりも〇〇だから」「自分だけ〇〇だから」「先生に認めてもらえない」「一番になれない」と他者の評価に踊らされて悩み、自分を卑下する子どもが多いように思います。「何がしたいかわからない」「働きたくない」「夢がない」そんな若者が増えているのは、大人たちが作ってきた教育現場に問題があるのだと思うのです。

大人になってから、興味のあることに没頭したり、学問に目覚めたりして「自ら学習すること」は自由に選択できます。面倒くさいから、と学習することを拒否する大人もたくさんいます。

だけど子どもは最低でも6歳の春から15歳の春までの9年間は、義務教育を強要されるのです。学校という施設を有効に使うためにも、子どもたちの今後の人生が豊かになるような「心の勉強」にもっともっと時間を取ってほしいです。

子どもが自分で自分の命を絶ってしまったり、一時の感情で他者の命を奪ってしまうような事件が現実に起こっています。それは大人たちが作ってきた教育現場で、自分や他者の存在価値の意味を教えて来なかったのが原因のひとつだと思います。

「大人たちが作ってきた教育現場」は学校だけじゃありません。子どもにとっては家庭が一番です。

モンスターペアレントが増えている昨今、親の思惑と学校の思惑に差異が生じている時点で、子どもはもうすでに露頭に迷っています。誰のいうことを信じればいいか分からないのです。子どもの勝手な判断で行動すると、親と先生の両方から咎められますから、よけいに子どもは手も足も出せない状態です。

その子の人生なのに。

大人は子どもに「シンプルな世界」を見せてやらなければいけないと感じます。
子どもが「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」を本当の意味で理解できたら、自然と自殺やイジメは減少すると思います。

別にアドラー心理学そのままに基づかなくてもいいです。
親や先生など子どもの教育に関わる大人たちが、アドラーのいう「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」を理解できれば自然と子どもに連鎖していくと思います。

 

ユーミ
私はリビングに「嫌われる勇気」を飾ることにしました。気が向いたときに家族が読んでくれるといいなぁ。

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「嫌われる勇気」その27:子どもにこそ伝えたい心理学 by ユーミ

【嫌われる勇気】

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