主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その22:わたしがあなたに勇気づけできること

誰もが他者にあたえられるもの

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>「嫌われる勇気」レポート一覧

前回の記事で「共同体感覚」という新しいキーワードが出てきました。私たちは大小さまざまな共同体に所属しています。たとえ独身・不登校・引きこもりであっても視野を拡げて見ると、どこかしらの共同体に必ず属しているんです。そして自分本位な思考をやめて「自分は他者になにを与えられるか?」と考えてみます。誰にでも与えられるシンプルなものがあったんです。

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褒めない叱らない

金品ではなく他者に与えられるモノといえば、称賛や叱咤激励などの「言葉がけ」を思い浮かべます。でもこの「言葉がけ」には落とし穴が潜んでいるんです。

もともとアドラーは賞罰教育を否定しています。「ほめてもらいたいからする」「罰は嫌だからやらない」など他者の評価で自分の行動が左右されるのは、他者を満足させるために生きていることになるからです。

それを踏まえた上で、「自分が他者になにを与えられるか?」を考えてみましょう。
「嫌われる勇気」本書ではこんなふうに説明されていました。

 

人はみんなちょっとずつ違うけど”対等”です。対人関係は「上下」ではなく「横の関係」でとらえるのが大切でした。自分以外のすべての他者は、自分と同じ水平な場所に存在しているのです。

  • 親や上司は自分より少し前を歩いている他者であって、上にいるのではない
  • 子どもは自分より少し後ろを歩いている他者であって、下にいるのではない

そんな他者に対して「褒める」「叱る」という行為はしてはいけないのです。だって、「褒める」っていうのは「能力のある人が能力のない人へ向ける評価」だからです。「褒める」も「叱る」も、結局は他者の価値観を押し付けることになるのです。

子どもが良いことをして「いい子だねー、よくできたねー」って褒めるのは、完全に上から目線なわけです。子どもは自分より下にいるわけではないのに。
反対に勉強でも仕事でも、「褒められたくて頑張る」という思考自体が、すでに「自分には能力がない」と肯定していることになるのです。

自分を含め誰かが世界の中心にいるわけではないのです。誰かの価値観に合わせてそこに到達できたら称賛してもらい、足りなかったら叱咤激励してもらうのは、対人関係を不自由なものにしていることになります。

 

褒めるのでも叱るのでもなければ、他者にどんなことが与えられるのでしょうか?

横の関係に基づく援助のことを、アドラー心理学では「勇気づけ」と呼んでいます。

人が自分の課題に悩み足踏みをしている状態のときは、その人に能力がないからではなく「課題に向かう勇気がくじかれていること」が原因です。くじかれた勇気を取り戻すために「褒める」「叱る」のような上下関係から出る言葉ではなく、勇気づけをする援助が最適なのです。

 

勇気づけ

勇気をくじかれた人にとって「課題に向かう勇気が出るもの」ってなんでしょう?
それは「他者の評価は気にしなくていいんだよ」ってことを気づかせてあげることなんです。言い換えると「あなたにはそのままで価値があるんだよ」ってことを伝えることです。

勇気をくじかれた人が人生のタスクに向かう勇気を得られたら、自分に自信を取り戻します。「私、ここにいてもいいんだ」って所属感も得られるようになります。

いちばん大切なのは、他者を「評価」しない、ということです。

 

対等な者同士が上下関係を感じることなく評価をしないで勇気づけができる、良い言葉があります。
それは「感謝の言葉」です。

  • 他者の働きでうまくいくことへの感謝
  • 自分が心地よく過ごせることへの感謝
  • 大切な人に囲まれて幸せなことへの感謝
  • ただそこにいてくれるだけで得られる安心感への感謝

あたりまえすぎて普段は気にすることがありませんが、感謝できることってたくさんあります。「ありがとう」の対義語が「あたりまえ」なのは心から納得です。

「ありがとう」という言葉には、上下関係が存在しません。言った方も言われた方も気持ちいい言葉です。

「ありがとう」と感謝された人は「喜んでもらえてよかった」と安堵するのと同時に「私がここにいてもいいんだね」という所属感に繋がります。誰かの役に立つことが自分の価値観や所属感を高める結果になるのです。

人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。

 

こうやって他者への貢献をすることが「他者への関心をもつ」ことになり、人生のタスクに向き合う勇気を持ち合わせることになるのですね。

 

ユーミ
この記事を読んでくださる読者様へ。あなたがいてくれるから私は記事を書き続けられています。いつも読んでくれて本当にありがとう。心から感謝しています。

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「嫌われる勇気」その22:わたしがあなたに勇気づけできること by ユーミ

【嫌われる勇気】

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