主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その19:対人関係がクリアになると見えてくるもの

世界はやっぱりシンプルだった

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>「嫌われる勇気」レポート一覧

前回までの記事で「課題の分離」についていろんな例を挙げてご説明しました。「他者の課題」にやたらと土足で踏み込まないってことは、その他者を見放しているのではなく逆に”尊重すること”になるとご理解できたでしょうか?青年にはまだ疑問が残っています。

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自らを律する規範

青年は「課題の分離」を、言葉では理解できても納得がいかないといいます。

「私は私、他者は他者」と割り切るということは結局、「私は私で好きにする、あなたも好きにすればいい」と対人関係に対して無責任になるという血が一滴も通っていない冷たい関係になると思っています。

神がいると信じられていた時代は神こそすべて。「神が見ている」と自分を律して生きられた。でも”神がすべて”の時代は終わり、人は自分の言動が他者にどう映るか(どう評価されているか)確認しながら、その反応で自分を律する規範にしているのではないのか?と問いかけます。

少なくとも青年自身は「他者から認められること」をめざして、他者の「目」が自分にとっての道しるべなのだといいました。課題の分離を容認してしまうと、青年を正しい方向へ導いてくれる「目」がなくなってしまうと思っているのですね。

そんな青年の疑問に対して哲人はこたえます。

他者の視線を気にして、他者の顔色を窺いながら生きること。他者の望みをかなえるように生きること。たしかに道しるべになるかもしれませんが、これは非常に不自由な生き方です。

課題の分離をしないとなれば、自分の課題に他者が介入してくるし他者の課題に自分も首を突っ込む。そうして「誰の課題」かわからないまま解決もしないまま、自分と他者が複雑に絡み合って生きていく。んー、かなり不自由な生き方に見えます。

では、どうしてそんな不自由な生き方を選んでいるのか?あなたは承認欲求という言葉を使っていますが、要するに誰からも嫌われたくないのでしょう。

 

八方美人にならないために

誰もわざわざ他者から嫌われたいとは思っていません。できることなら自分の周りには「自分のことを好いてくれる人」がたくさんいてほしいと願います。そしてできるだけ嫌われたくないから「嫌われないように振る舞おう」とするのが自然な心理だと思います。

だけど、誰からも嫌われないようにするためには矛盾が生まれると哲人はいいます。

10人の他者に嫌われないようにするため、10人それぞれの顔色を窺って「私はあなたを裏切らない」と10人それぞれに忠誠を誓う。そうすればとりあえず10人からは嫌われないで済む。

しかし10人に忠誠を誓っても10人のうちの「1人の顔を立たせれば1人の顔が立たない」といったことが往々にしてある。結局は取れない責任までも引き受けてしまうことになる。

責任を取れなかったことが明るみになれば10人すべてから信用を失い、自分の人生をもっと苦しめることになる。責任が明るみにならないように細工したり嘘をつくストレスも想像を絶するものとなる。

哲人は久々に厳しい口調でいいました。

他者の期待を満たすように生きること、そして自分の人生を他人任せにすること。これは、自分に嘘をつき続ける生き方なのです。

自分を律する「目」を他者に求めてはいけないんです。自分の課題を自分で解決するのを怖れて他者に求めても、結果は自分の人生を苦しくするだけなんですね。人の目を気にして生きるストレスも考えると悪循環でしかないわけです。

 

自己中心的な発想

自分を律する「目」を他者に求めないことは、言い換えると「他者のことも律してはいけない」ということになります。相手が親であれ子どもであれ夫であっても、他者の課題に介入して「私が何とかしてあげる」っていうのはダメなんですね。

他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想なのです。

他者の自分への評価に怖れることなく「自分の人生は自分の思うように好きなように生きればいい」のです。世の中をシンプルに考えると、ここに行き着くんですね。

世の中にはさまざまなカタチの対人関係があって、竹でスパーンと割ったような分かりやすい相関図では表せられません。多くの場合、見えている気持ちや隠れている本心など複雑に絡み合った心の関係が存在します。

対人関係に苦しんでいる人ほど他者の課題を自分で背負い込んで、更に世の中を複雑に見ているのだと思います。

私は私。あなたはあなた。
似ているところもあるけど、全く違う人間同士。
上下ではなくて前後で成り立つ関係同士。
ほどよい距離感を保つことは相手を尊重するということ。

私のことは私が決める。
あなたのことはあなたが決めてね。
どんな結果を出したとしても、私はいつも変わらずそばにいるよ。

この本に関する記事の序盤(「嫌われる勇気」その1:いま見えている世界とは)で出てきた哲人が掲げる3つの思想が少しずつ見えてきたでしょうか?

  • 世界はどこまでもシンプルである
  • 人は変われる
  • 誰もが幸せになれる

 

ユーミ
今まで私は「誰のどんな評価」をほしいと願って来たんだろうとつくづく考えさせられました。他者の評価は必要なかったんです!自分は自分で良かったんです!

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「嫌われる勇気」その19:対人関係がクリアになると見えてくるもの by ユーミ

【嫌われる勇気】

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