主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その16:「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない

勇気を出す方法が知りたい

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>「嫌われる勇気」レポート一覧

前回の記事で、人生のタスクから逃げていると「人生の嘘」をついてしまうことが分かりました。人生のタスクを直視できなくて問題を解決することができないのは、他者や環境のせいではありません。自分自身が対人関係で傷つくことを怖れるあまり、「人生のタスクを回避する」という選択をしてきた結果なのです。
さぁそれを知ってどうしますか?ライフスタイルを変える勇気は出せそうですか?

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精神論はいらない

アドラー心理学が「勇気の心理学」だということは青年も理解しています。哲人が説く一連の話も「論理的には納得ができる」と感じています。
フロイト的な「原因論」よりも、未来を変えられる可能性の残る「目的論」の方がポジティブだと思うし、その根拠も間違っていないと思っています。

だけど、卑屈で超ネガティブ人間の青年にはまだ引っかかることがあるんです。

「アドラー心理学って結局のところ、勇気を出せ!っていう精神論なんでしょ?」って。
「勇気を出せばいいことは頭でわかっていても、実行に移せないからいつまでも変えられないんですっ!いくら勇気を出せ!って言われても僕には出来そうにもない。具合策を教えてくれないと・・・」って。

たしかにね。
頑張れ!って言われて頑張れるなら誰も苦労しませんよね。
優良な自己啓発本を読んでいる間は「頑張れそう」「変われそう」な気がしても、現実に戻るといつもの自分で何も変わらない・・・ってことは結構あるものです。

本当にこの青年、読者の気持ちを細かい部分まで代弁してくれます。

そして哲人は「勇気を出す具体策」についてもちゃんと答えてくれます。

承認欲求

アドラー心理学では「人の悩みの全ては対人関係にある」と断言しています。
では人はどんな対人関係で悩みを感じるのでしょうか?

  • 妻の気持ちをわかってくれない夫
  • 母の苦労をしらない子ども
  • 嫁の気持ちを踏みにじる姑
  • 理想の枠にはめようとする両親
  • プライベートまでいちいち口出す親戚
  • 偉そうに威張りちらす上司
  • チクチクいじめる先輩
  • 敵意むき出しの同僚
  • 空気が読めない友達
  • 子どもの比較をしたがるママ友
  • ”壁に耳あり障子に目あり”なご近所さん

誰も通りすがりの赤の他人に悩むことはないと思います。悩みの対象になる人は、切っても切れない間柄の人であることが多いです。見ないふりをしても声が聞こえちゃう距離にいる人、会いたくなくても会わないわけにいかない間柄の人のことで悩むのですね。
無視できれば楽なのにそれができなくて向き合わないといけないから、相手の言動に自分の心が振り回されてしまうのだと思います。

じゃあなぜ相手の言動で自分の心を乱されてしまうのでしょうか?

  • 自分のことを理解してくれないから
  • 話を聞いてくれないから
  • 自分とは違う価値観を押し付けてくるから
  • 辛辣な言葉で傷つけてくるから
  • 1人の人として見てくれないから

状況はいろいろですが、対人関係で悩む最大の理由は「承認欲求」にあると思います。人は相手が「自分を認めてくれない」ことに大きなストレスを感じるのです。

  • 反対される
  • 否定される
  • 拒否される
  • 却下される
  • 無視される
  • バカにされる

相手に認めてもらおうとする「承認欲求」が強ければ強いほど「なんでわかってくれないの?」っていう気持ちも大きくなります。理解してもらえなくてムキになる人もいれば、落ち込んで心の扉を閉ざす人も出てきます。
こうなると相手を説き伏せるか、自分が折れるか、または関わりのない他人になるか・・・しか解決方法がなくなります。だけど赤の他人になることができない間柄だから悩み続けることになるんですね。

前置きが長くなりましたが、本書で哲人は「アドラー心理学の大前提」としてこんなふうに提言してます。

アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。

青年は驚きました。私も「ここを否定するアドラーって・・・」と驚きました。

いやいや、なにをおっしゃいます!承認欲求こそ、われわれ人間を突き動かす普遍的な欲求ではありませんか!

哲人は「他者から承認される必要はない」といいます。これって今までの常識をくつがえす言葉!

  • 親にほめられたい
  • 先生にほめられたい
  • 友達と仲良くしたい
  • 好きな人に振り向いてもらいたい
  • 信頼されたい
  • 愛されたい

そう思うからこそ、頑張ってきたし、努力してきたし、自分を変えようとしてきたのに。子どもの頃から大人になった今でも「当たり前」のように思ってきたことをアドラーは否定します。

青年はもちろんワーワー反論します。「他者から承認されてこそ、自分の価値があるって分かるもんでしょう!だから人は努力するんでしょう?」って。私も青年に同感で山のように反論したくなりましたが、続きを読むうちに逆に納得してしまいました。

あなたは大きな勘違いをしている。いいですか、われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」のです。

そうだったんです。
人に認めてもらいたいから「頑張ったり努力する」っていうのは結局、他者に合わせて生きていることになるんです。

「自慢の子どもだ」「できた嫁だ」「頼りになる部下だ」「可愛い後輩だ」「優しい先輩だ」「楽しい友達だ」・・・こんなふうに相手に思ってもらいたい。何とか認めてもらおうとムキになる。押してもダメなら自分が我慢したり、妥協したり、無理をする。だからストレスがどんどん溜まる・・・ってワケです。

そもそも人はみんな違うんですから。価値観や思想も違って当然。
人は誰と比べても身分の高低差なんてなく対等なんですから。特定の人の期待に応えなくていいんです。
価値観の違う意見を押し通そうと頑張ることも、妥協して無理に人に合わせることもしなくていいのです。ましてや「従うこと」なんてないのです。

私は少し「お?そう言われるとそうかも」と思いましたが、青年はまだ怒ってます。

それはあまりにも身勝手な議論です!自分のことだけを考えて独善的に生きろとおっしゃるのですか?

哲人は「他者の期待を満たさなくていい=傍若無人に身勝手にすればいい」ということではないと言います。

他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。
中略
他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」のです。

アドラーが言いたいのは。

他者に承認されなくても自分自身の価値観を大事にすればいい。でも、他者も自分に承認を求めないことを知っておかなければいけない、ということですね。他者が自分を認めてくれなかったとしても他者を責めることではない、ということです。

  • 私も妥協するんだからあなたも譲りなさいよ
  • 私は理解してあげたんだから今度は私の味方をしなさいよ
  • たまには黙って認めなさいよ
  • 若い者の考え方を理解しなさいよ
  • いいかげん空気を読みなさいよ

こんなふうに他者を責めて怒ること自体が間違っていたのです。

自分に自信がないために他者の承認が欲しくて躍起になるけど、他者が思うような返答を返してくれなかったら手のひら返して怒る・・・のは、やっぱり間違ってますよね。

自分は自分。他者は他者。競うのではなく、優劣つけるのでもなく、どっちも違ってどっちも正解・・・でいいんです。

まだ納得がいかない青年のために、哲人は更に掘り下げて諭してくれました。

 

ユーミ
「ご褒美がほしいから良いことをする」っていう根本的に間違った子育てをしてきたように思います・・・

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「嫌われる勇気」その16:「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない by ユーミ

【嫌われる勇気】

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