主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その11:弱い者が一番強い、その理由は?

偽りの優越感

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>はじめに —>その1 —>その2
>その3 —>その4 —>その5
>その6 —>その7 —>その8
>その9 —>その10

前回の記事で、人は劣等感も自分への”言い訳”として使うのだということが分かりました。生まれたときから本能で備わっていた「向上したい」という”優越性の追求”を、「私は(A)だから(B)できない」と言い訳し続けると人はどうなっていくのでしょうか?

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優越コンプレックス

人は無力で生まれてきます。でも生まれたときから「もっと向上したい」という本能でいろんなことを学習し吸収し生きてきました。困難にぶつかっても本能では「何とかしたい。どうすればいいか」と考えて乗り越えてきたのです。それが成長するにつれて「私は(A)だから(B)できない」と言い訳をしてあきらめることが増えてきます。それは「もしも(A)じゃなかったら、私だって(B)できるのに」と空威張りするのと同じです。

人は「私は(A)だから(B)できない」という劣等コンプレックスが強ければ強いほど、”できない自分”を受け入れられなくなり最後には暴走し始めるのだと哲人はいいます。

あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸るのです。

あなたの周りにはこんな人いませんか?もしかしたら自分自身にあてはまりませんか?

  • 著名人・権力者など一目置かれる人と懇意にしていることをアピールする人
  • 年齢や経歴を詐称する人
  • 高級ブランド品で全身を着飾る人
  • 自分の手柄を自慢したがる人
  • 過去の栄光を何度も繰り返し話す人

うーん。あてはまる人がいるかも。

自慢する人は劣等感の裏返し(優越コンプレックス)なんだそうです。
本当に自信のある人は自分が優れていると思っていることをペラペラ自慢なんてしません。他人から見ても「この人すごい」って分かるんだから、あえて強調して誇示しなくてもいいってことですよね。自信がない人ほど「ちゃんと言っておかないと誰も認めてくれない」って怖れているんです。

そしてもうひとつ。”不幸自慢する人”も優越コンプレックスなのだと書かれていました。
自分の生い立ちや身の上の不幸話しを自慢するように話す人。しかも他者がなぐさめたり助けようと手を差しのべても「あんたに私の気持ちはわからない!」って拒絶する人。

不幸であることによって「特別」であろうとし、不幸であるという一点において、人の上に立とうとします。

たとえば病気になったとき、怪我をしたとき、失恋したとき、自分がいかに「不幸でかわいそうか」をアピールする人いますよね。延々身の上の不幸話しを聞かせて「あぁ、かわいそうに」「辛かったね」って言ってもらいたい。優しくなぐさめてもらっても「誰も私の気持ちなんてわかるはずないでしょ!」って一蹴すれば他者は何も言えなくなって腫れ物に触るような接し方になります。

周囲を心配させて注意を引いて、「特別」な存在になりたがる・・・これも”優越コンプレックス”なんです。

アドラーは「わたしたちの文化においては、弱さは非常に強くて権力がある」と指摘している

赤ちゃんが弱さゆえに「支配するけど支配されない」存在だというのも納得できますね。
哲人は自らの不幸を武器にしている限り、”その人は永遠に不幸を必要とすることになる”と指摘します。たしかに「私はもう不幸じゃないよ」って言っちゃったら誰も心配してくれなくなりますからね。

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このあたりを読んでいたとき、私自身にも大いに心当たりがあってとても胸が痛くなりました。
はじめてマインドマップを描いたときの記事にも書きましたが、私は幼少期からことあるごとに”優越コンプレックス”を抱いていたなぁと感じます。
自分に自信がないくせに「他者には認めてもらいたい」気持ちが大きくて、いろんなところで自分を誇示し時には自らの不幸を武器に周りの人を支配しようとしてきたように思います。・・・思うじゃなくて、そうでした。
偽りの優越感は居心地が悪くて何をしても充足感が得られず、その不満の原因が自分にあるとは気づかずに「もがき苦しんでいる自分」をまた武器にするという悪循環の繰り返しでした。いま振り返ってみると、本当に稚拙で傲慢な態度だったと思います。穴があったら入りたい。

でもね。
醜い自分の姿をちゃんと認めると次に進めるようになります。私が振り回してきた人には、自然と償いたいと思えるようになります。自分の子どもや夫にも「支えてくれてありがとう」って素直に言えるようになります。
散々人を振り回して迷惑をかけてきて、今さら「ごめんなさい」って言っても許してもらえないかもしれません。実際に許してくれない人はいると思います。
それでも「これからの私」は過去のような自分でありたくない。生まれ変わりたい。ここからのスタートでいいと思うのです。
許してくれない人に遠慮するよりも、許してくれた人を大切にする人生を選びたい。自分の人生は自分で作っていくものだと思うようになりました。

「嫌われる勇気」その11:弱い者が一番強い、その理由は? by ユーミ

【嫌われる勇気】

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