主婦が自己肯定感を高めて返り咲くキッカケ作り。

「嫌われる勇気」その10:コンプレックスの倒し方

本当はみんな頑張り屋さん

この記事は岸見一郎氏/古賀史健氏の著書「嫌われる勇気」について主婦目線で読み解くものです。

—最初からお読み頂くと内容がよりわかりやすいと思います
>はじめに —>その1 —>その2
>その3 —>その4 —>その5
>その6 —>その7 —>その8
>その9

前回の記事で「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」という驚きの事実がわかりました。そして「劣等感だと思っていることが必ずしも劣等性ではない」ということも理解できたと思います。では人間が持つ”コンプレックス”は一体なんでしょうか?

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劣等コンプレックス

人はみんな無力な存在で生まれてきます。生まれたばかりの赤ちゃんは保護されなきゃ生きていけませんよね。でも人には「無力な状態から脱したい」という普遍的な欲求があるのだそうです。赤ちゃんが言葉を話すようになり、歩けるようになり、自転車に乗れるようになり、勉強できるようになり、社会に出て働けるようになり・・・このような成長は、人間の持つ「もっとできるようになりたい」と思う本能が働いているんですね。

アドラーはこれを「優越性の追求」と呼びました。

また、難しい言葉が出てきました。優越性の追求の対に劣等感があります。

誰もがみな「もっと向上したい」と本能で思っています。でも現実には上手く行かないことばかりで、理想になかなか到達できない人が多い。自分がまるで劣っているかのような感覚を抱くことこそ「劣等感」というのです。

アスリートが凡人よりはるかに能力があるのに「こんな記録じゃだめだ」「もっと強くなりたい」と思うのも、優越性の追求の結果にある劣等感だということなんですね。

アドラーは「優越性の追求も劣等感も病気ではなく、健康で正常な努力と成長への刺激である」と語っています。劣等感も、使い方さえ間違えなければ、努力や成長の促進剤となるのです。

たしかにね。「もっと向上したい」「負けたくない」と思う気持ちが自分を持ち上げてくれるってことは理解できます。だけどいくら「もっと!上へ!」と思っても現実はそんなに甘くなく出鼻をくじかれることは多々ありますよね。「やっぱり自分には無理なんだ」「どうせ頑張ったって報われないから」とネガティブになることも多いです。

そうやって自分で優越性の追求をあきらめてしまう状態のことを「劣等感」ではなく「劣等コンプレックス」と呼ぶのだそうです。

コンプレックスっていうと自分で気にしている(欠点だと思っている)外見だったり学歴だったりします。でも本来のコンプレックスの意味は「複雑に絡み合った倒錯的な心理状態」のことを表す言葉なんだそうです。
”倒錯”って難しい言葉ですが、本能や感情が本来とは正反対の形として現れることを言います。マザーコンプレックスは子どもが母親へ異常な強い愛情や執着を抱くことを意味しますよね。正常な母子の親子関係とは違って、社会的規範から外れた行動傾向のことで”倒錯的な愛情”ともいえます。

哲人は劣等感は健康で正常だけど、劣等コンプレックスはダメなんだと説明しています。この2つは何がどう違うのでしょうか?

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劣等感それ自体は悪くない。学歴に劣等感を持っていても「学歴がない分、人よりも努力しよう」と思えることが望ましい。しかし、劣等コンプレックスは「学歴がないから成功できない」と自分の劣等感を”言い訳”に使い始めた状態のことである。

「私は〇〇(A)だから、△△(B)できない。」という論理は劣等コンプレックスでしかないと哲人はいいます。

ここで待ってましたと言わんばかりに青年が噛みつきました。

学歴が低ければ、就職や出世の機会も奪われる。社会的に低く見られ、成功できなくなる。言い訳でもなんでもなく、厳然たる事実ではありませんか。

主婦は「子どもが小さいから〇〇できない」「主婦だから△△は無理っぽい」って思うことありますよね。自分のことだけでなく「うちの子は〇〇だから」「旦那が△△なせいで」っていう言い方することも多いです。

(AだからBできない)という因果関係について、アドラーは「見かけの因果律」という言葉で説明しています。本来はなんの関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまう、と。

前回までに何度も出てきた、”人は常に取捨選択している”アレです、アレ。

「学歴が低いから成功できない」っていうのは、先に「成功したくない」という目的(努力するのが面倒だから?現実を直視するのが怖いから?)があって「学歴が低いからだ」と言い訳しているのですね。自分にとっての”善”を選んでいるのです。

ライフスタイルを変える勇気があれば、劣等コンプレックスから解放されることになりますね。

ユーミ
人ってホントに臆病なんだなぁと感じました。自分の決心ひとつで楽になれそうな気がします。

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「嫌われる勇気」その10:コンプレックスの倒し方 by ユーミ

【嫌われる勇気】

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